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D51 1002号機(マイクロエース製品)

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先日近場のホビーオフに立ち寄ったところ、状態の良いNゲージSLがいくつか売られていました。どうやらまたどなたかコレクターの方が放出せざるを得ない状況に陥ったのかなと想像するとちょっと悲しいものを感じます。そんな感傷はともかく、KATOのすばらしいC62やTOMIXのすばらしいC57がある中で目に留まったのはこちらマイクロエースのD51-1002号機でした。
現在、というかこの1002号機がモデル化された時点ですでにKATOから文句なしのD51が発売されてしまっていて、マイクロエースのD51ははっきりと格落ち扱いとなってしまいましたが、1996年に発売されて以来さまざまなバリエーションを展開してNゲージの蒸気事情を一変させた立役者だと思います。この戦時型の特徴を持つ1002号機もKATOではいまだに製品化されていないタイプです。この1002号機の製品が気になったのは、私の家からそう遠くない千曲市に1001号機が保存されており、小改造でその仕様にできるかもしれないと思ったからです。



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それでは各部を。
正面から見ると、この製品ではそれまでのマイクロエースSLのウイークポイントであったライトが大幅に改善されているのがわかります。デフの手すりなどはごついとも言えますが、KATOのものよりしっかりと表現されているような気もします。
しかしちょっとボイラーが細く見える気はします。ナンバープレートも文字やフチがつぶれ気味でちょっと印象よくありません。トータルして似ているか似ていないかと言われると正直ちょっと・・・というところはありますがパッと見の印象はそんなに悪くないんじゃないかなあと蒸気の現役時代を知らない世代としては思ってしまったりします。あちこちの手すりがモールドではなく別体表現になっているとそれだけで精密に見えるということなのかもしれません。



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後方から。戦時型の特徴である角張ったかまぼこ型のドームと船底型のテンダーがよくわかります。



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非公式側から。腰高が指摘されるモデルですが、動輪の小さいD型機のためかひどく目立つというほどではありません。なんとなくずんぐりしてるかな、と感じる程度です。この辺は人によって感じ方が変わってくるものだと思います。ただ金ではなく黒色の汽笛はマイナスポイントだと思います。



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テンダーです。ちょっと台車より車体が浮いて見えてしまう感じですね。キャブとの間も空きがあってよりそう見えてしまうのかもしれません。この1002号機ではテンダーに重油タンクが装備されています。後方梯子てすりの表現は細かくて素晴らしいと思います。



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キャブ回り。モーターが飛び出してしまっている前世代の仕様ですが、当時の技術で快調な走行性能を得るには仕方なかったと思われます。むしろキャブ下の空間が何もなくてあっさりしているのが今となっては物足りなく感じます。


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色々書きましたが、単体としてはちゃんとD51に見えますし、ほかで製品化されていない戦時型ですし、わりとリーズナブルに買えたので買ってよかったと思っています。











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それでは単体ではD51に見えるこの製品をあえてKATOの物と並べてみましょう。
とりあえず私が前回購入した長野式集煙装置付き標準型と比べてみます。



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正面から。こうしてみるとやはりマイクロエースのほうがボイラーが細く、煙室扉も一回り小さいのがわかります。
逆に腰高は意外と目立たない気がします。私が気にしてないだけかもしれませんが。


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こうして並べるとやはり「KATOのが似てる、かっこいい」のは仕方のないことだと思います。本当にちょっとしたバランスの違いなのですが。



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顕著なのは長さの違いです。キャブとテンダーの間の隙間の広さだけでなく、機関部自体も若干長いです。もしかしたらこの辺りのアレンジが結果として腰高だけどそこまで腰高に見えない要因なのかもしれません。ただ並べるとやはりもう別形式のようですね・・・。



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KATO製品のもう一つ素晴らしいところは動輪とボイラーの間が透けているところです。これはマイクロエースがD51で初めて蒸気を出して以来ダイキャストブロックの形状こそリニューアルがあったものの基本の動力機構はずっと変わらなかったので後期の製品でもとうとう追いつくことはありませんでした。まあ仕方のないことだとは思います。



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すぐそばに近づけて並べて眺めるとどうしても見劣りしてD51に見えなくなってしまいますが、少し離してなんとなくD51に見えるようになります。あくまで私の性格がいい加減だからであって、このスタイルが許せない方がいらっしゃるのは仕方のないことだとも思います。



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もう一つの手持ちのD51、KATOの498号機も引っ張り出してみました。二対一になるといじめみたいな構図です。



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この二つを比べてはっきりとわかるのがマイクロエース側の煙突の形の見事な土管っぷりです。テーパーが無く直線なこと、開口部のフチが厚いことがちょっと違う感を強くしている気がします。
ダミーの連結器もちょっと飛び出し気味ですかね。



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並べてみて。角度によっては結構頑張ってる気もします。



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細密感では甲乙つけがたいと思いますので、やはり全体のパーツのバランスですかねえ・・・。
何度も自分に言い聞かせるように繰り返しますが、この1002号機、そんなに悪いモデルではないと思います。



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基本設計の古い製品ですが、これはこれでいいんじゃないかなと思えるモデルです。
もし改造するとしたら
・ナンバープレートの交換
・煙突の改善
・煙室扉の改善
・若干の車高下げ
・車体長の調整
と言ったところでしょうか。ただ動力に手を付けるのはなんにしても性能の低下につながりますのでちょっと躊躇するところです。私自身の加工技術も拙いので一歩踏み出すには相変わらず勇気が要ります。
ただしばらくこのモデルで遊んだあとは千曲市の1001号機に仕立て直すつもりです。

D51-1001アオリ
D51-1001横+
この1001号機はこの記事を書いている2017年4月段階で残念ながら解体が決定しています。千曲市の体育館脇で保存されていましたが、建て替えに当たって工事の邪魔になる上に移転の費用が出せなかったため、とのことでした。時折塗り直してもらったり、冬場はイルミネーションで飾られたりして屋代駅前通りのマスコットだったのですが、市議会で決まった話ですので仕方のないことなのでしょう。
その1001号機に仕立てられればなあ、と思ってはいるのですが、ゆっくりとどこをどういじるのか考えていくことにします。
簡単に済ませるならナンバープレートの交換、集煙装置の取り付け、テンダー重油タンクの撤去だけでいいのですが、はてさて。
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コメント

マイクロエースのD51よりもカトーの新しいD51の方が出来が良いのは、発売時期の違いを考慮すれば当然ではないでしょうか?
私はマイクロエースのD51シリーズを仕様違いで12両所有していますが、マイクロエース製品にはスーパーナメクジ23号機や変形デフ499号機、鹿マーク882号機などカトーが出していない仕様も多く、無駄遣いとは思っていません。

Re: タイトルなし

鉄道模型大好きおじさんさま、コメントありがとうございます。
その通り、発売時期を考えれば差があるのは当然なのです。ただ現在ではそれぞれを比べることができてしまう環境なのも事実で、またマイクロエースの製品にはKATOのものにはない魅力がまだあるのも事実と思っています。比べることができてしまう環境で、それでも良いところを紹介できればと思うのですが、文才なくなかなかうまくいかないようです・・・。
いずれにせよ、お手持ちの思い入れのあるコレクションはどうぞ大切にしてくださいませ。私もこの1002号機を加工して作った1001号機は手放せない宝物の一つです。

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※2023年2月23日:JR東海仕様165系(KATO製品)に追記しました。



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