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C11 207号機「SL函館大沼号」(マイクロエース製品)

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2017年最後の更新は、当年最後の大きな買い物となったこちらにいたしたいと思います。
マイクロエースからは三回に分けてC11-207号機が発売されましたが、この函館大沼号は現時点で最後の製品です。長野のとある模型店でずっと残っていたのをずっと気にかけていたのですが、年末賞与で少しだけ懐に余裕ができたので思い切って購入しました。ある目的の種車とすることをもくろんでのことなのですが、今回はとりあえず商品そのままの姿を記事にしたいと思います。



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とりあえず箱から出して。
私は幸か不幸かKATOのリニューアルC11も旧C11も、TOMIXのC11-345号機も、トラムウエイのC11シリーズも持っていないので比較するすべがありません。とりあえず第一印象は「話に聞くよりずっと頑張ってるじゃないですか」。実車の印象はわりとよく再現しているのではないかなと思います。
引っかかりを覚えるとすれば、全体的に鈍重な印象・・・これは長さに対して高さがある、つまりマイクロエース蒸気に多く見られる「腰高」によるシルエットの問題、そしてデフがやや高く大きく感じられる・・・と言ったところでしょうか。
もっともこれは実車に深い造詣があるわけでもなく、細かいことはいいんだよという性格な私の感想ですので、いいやあそこも違うここも違う、という方々も当然いらっしゃるのかもしれません。逆にこのままで十分という方もいらっしゃるのではないでしょうか。この辺りは本当に個人的な感覚に任せるでよろしいと思います。



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斜め上からの俯瞰。現在KATO、TOMIX両社から発売されているC11はさらに繊細な表現がなされていると聞き及びますが、そこまでではなくとも細かいパーツ分けがなされて十分な細密感があると思います。
そして以前より指摘はしていますが、腰高と言われるマイクロエースの蒸気も、普段眺めるこの視点だとそんなに気にならなくなるものです。



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斜め前方からの俯瞰で。やはり少しデフが重たく感じます。本当にごくわずかのことなのですが、このわずかな差が腰高感と同等以上に実物よりも鈍重な印象につながっている気がします。



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正面。函館大沼号のヘッドマークが取り付けられています。複線用のスノープロウが装備されていますが、実物の写真を見ると単線用ばかりつけられていました。
ヘッドライトは9600二つ目と同様、導光のために割り切ったカタツムリの目のような形になっています。これ自体は割り切っていてながらも意外と目立たないので個人的には問題ないのですが、何分光源が電球で暗く、ある程度電圧を上げてやらなければ光っているように見えません。購入時に模型屋さんで確認試走してもらった時も電圧低めの時はさっぱり点灯しているように見えずすわ不良品かとてんやわんやしてました。これは9600二つ目もそうですので、いつかLEDに交換してあげたいと思います。



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後方から。スノープロウは省略していますが、私は反対向きで使うことはまず無いので大きな問題ではありません。後部ヘッドライトは非点灯で銀色が差してあります。207号機の初回品ではリサーチ不足のためか一灯仕様、二回目の製品で正しい二灯仕様となったと聞きます。この三回目の製品でライトに銀色が塗られたようです。そのかわりに定価はどんどん高くなっていきました。



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助士席側真横から。マイクロエースの蒸気の多くに共通することですが、この視点では動輪が小さく見えます。実際、車高に対して動輪は小さめに作られています。




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斜め前からの俯瞰。やはりデフが(以下略
煙突には回転式火の粉止めが表現されています・・・ただ縁の表現は控えめで、もう一回り大きくてもいいのかなと思います。



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正面。ここだけ切り出すとデフの重さはさほど感じられなくなります。各部各部は良く再現していながら全体のバランスがちょっと違ってしまっている、ということなのかもしれません。



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ちょっと裏返してみると、従台車からモーターにかけてリード線が結ばれています。どうやら電気の伝導をこれに頼っているようです・・・まさか21世紀になってこんな通電システムのNゲージ完成品を見ることになるとは思いませんでした。
KATOカプラーに交換するときは従台車もうかつに外せず、この線をちぎらないようにおっかなびっくりでした・・・。



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ヘッドマークははめ込み式で、ピンセットでつまんで簡単に抜けました。



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付録パーツとして、もう一つ「SLすずらん」用のヘッドマークと、それぞれ後部に掲げるマークが付属しています。その再利用する両面テープも付属しています。
他に重連用カプラーがありますが、私はたぶん使いません・・・。



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後ろに客車をつなげて真横から見ると車高の高さがはっきりと分かります。もっとも真横から見なければそれほど気にならないものでしょう。
本気で後ろの客車に合わせようとしたら1mm以上・・・おそらく2mm近く下げなければならないのではないでしょうか。



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ちょっと手持ちの他の蒸気と比べてみます。そういえば私はチビロコ以外のタンク蒸気を初めて買ったわけでした。というわけでテンダー機のマイクロエース製9600と。
同じ北海道の二つ目ヘッドライト仕様です。思えばこの機の割り切ったヘッドライトの導光部にかえって感心していて、今回の207号機導入を決めた要因の一つでした。



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正面から。ライト導光は同じ方式ながら、C11のほうは前方にデフステーがあるためより目立たなくなってくれています。
しかし車高の高い9600とボイラー上辺がほぼ同じ、煙突は長い分より高く・・・。きっと気にしてはいけないんだと思います。



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なんとなくKATOのD51-498号機とも。



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C11の方がピンボケ気味になってしまいましたが・・・9600と同じ感想が出ます。大柄な機体相手でもこうなります。



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DE10とも。実物でも模型でも用途が近くなります。この207号機に関しては現在の運行で頼もしい相棒となっているのは皆様もご存知かと思います。



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色々書いてきましたが、KATOとTOMIXからすばらしいC11の製品が発売された今、マイクロエースのC11はどうしても一歩見劣りするのは事実ですし、一方でこの207号機など特殊な仕様のモデルでは前記二社の製品からではある程度の改造加工が必要になってしまうのも事実です。
特にこの207号機はJR北海道でのSL運行を引退した後、東武鉄道が借り受けSL「大樹」号として鬼怒川線で運行を始めたのは周知のことかと思います。
マイクロエースからも「大樹」は製品化のアナウンスがなされ(2017年末時点では2018年4月予定です。予定は未定というやつだと思われますが)、207号機としては四度目の製品化となる予定です。また私が手に入れられたようにこれまでの製品も比較的入手の機会は残されているのではないかと思います。この記事や他の方々の記事を見て「こりゃだめだ」と思うかもしれませんし、「このくらいならまあ」と思うかもしれませんし、「いやいや十分いけますよ」と思うかもしれません。人それぞれなのでしょう。私の個人的感想としては、このマイクロエースの207号機は実車の活躍度と市場の流通量と製品自体の出来から鑑みて、手元に置いて損はない製品だと思います。もちろん「大樹」に限らず、JR北海道時代の観光客車や、アンテナにこだわらなければ旧型客車や貨車など、何にでも似合う機関車です。
また、マイクロエースの大樹に関心がある方の購入判断の一助となれば幸いです。アナウンスでは実車に即して各部を見直すということですので、ここで紹介する函館大沼号よりは総じて良いものになっていると思われます。



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ネットではKATOなりTOMIXなりから「大樹」が製品化されることを望む声は多く、また実現される可能性も高いとみられています。私もそうなればいいと思ってはいますが、いまのところ両社による製品化には懐疑的です。というのは二つ目の導光処理をどうするのか、という点があるからです。マイクロエースのカタツムリの様な二つ目はある意味マイクロエースのおおらかなモデルだからオッケーなのであって、KATOにしろTOMIXにしろ見事な造形の中でライトだけマイクロエースみたいに割り切るという仕様はなかなか判断できないのではないかと思うのです。両社の技術ならいずれその難点を解決してしまうかもしれませんが、いつになるかわからないものを待つよりは、もうマイクロエースでいいから(いつも無礼ですみません)さっさと手元に置きたかったのが偽らざる私の気持ちでした。
いずれ車両をそろえて私なりの「大樹」の編成を組んでみたいです。その時にはある程度の加工をしていると思いますので、改めてご紹介したいと思っています。



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実は一緒にTOMIXのヨ8000も手に入れていました。こちらは年明けにでもご紹介したいと思います。







今年一年、当ブログに足を運んでくださりありがとうございました。
おかげさまをもちまして、一定の更新頻度は保てたままここまで来ることができました。
謹んで御礼申し上げますm(__)m
それでは皆様、よいお年をお迎えくださいませ。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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コメント

大樹の製作楽しみにしております。

大樹の製作、私もKato C11 をベースに製作を開始しておりますが、なにぶんNスケールは小さいので老眼の私には正直厳しいです…(汗)
マイクロベースのアプローチ参考にさせてください、楽しみにしております。

Re: 大樹の製作楽しみにしております。

> 大樹の製作、私もKato C11 をベースに製作を開始しておりますが、なにぶんNスケールは小さいので老眼の私には正直厳しいです…(汗)
> マイクロベースのアプローチ参考にさせてください、楽しみにしております。
鉄ちゃんオヤジ様、コメントありがとうございます、ブログの方いつも拝見させていただいておりますm(__)m
あちこちのサイトをめぐっているとKATOベースの方が主のようで、マイクロエースをつかわれる方はそのまま・・・という感じでした。私は私の所有する他のマイクロエース蒸気と同じく、高名なNゲージ蒸気機関車サイト様の車高下げ記事を参考にして加工するつもりです。私も視力は怪しくなっているので細密な作業は避けるつもりです。
ただ地方に住んでいるうえにお小遣いも限られているのでなかなかほかの車両が集まりません・・・。気長にお待ちいただければ幸いです。
鉄ちゃんオヤジ様の大樹の完成も楽しみにしております。お互い頑張りましょう。

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※2023年2月23日:JR東海仕様165系(KATO製品)に追記しました。



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