
ジオコレの駅Gです。ワンマン運転に対応した小規模な駅というのは同じジオコレの駅Fくらいしかないのが現状ですが、北海道で見られた
簡易乗降場然とした駅Fと違い、都心の近郊でも見られるSuicaなどのカード利用型の簡易改札も置かれた近代的なものです。

部品はこんな城代で入っています。このほかに説明書とシールが付属しています。

塗装済で部品点数も少ないのでサクッと組みたてられます。
ただ窓ガラスのパーツと、一部嵌め合いが緩いところがありますのでゴム系ボンドは必要ですね。

ホーム有効長はおおよそ20m級一両分です。
これはいくらなんでも短いです。
駅のスタイルとしては地方のローカル線ではなく、都会からそこまで離れていないカードの使えるエリアの無人駅でして、おおよそ関東圏内、なんなら鶴見線の様なほぼ都会と言えるような路線でも見られる趣きです。せめて2~3両は停車させたいところです。

また、我が家で主に使っているユニトラックでは道床が幅広く高さもあるので、対応させるとなればこの点でも工夫が必要になります。

ホームの有効長を伸ばすのにはTomixのミニホームセットを使うことにしました。

ホームのサイズ自体はほぼ同じです。
ただ駅Gの方は延長を全く考えてない構造であるうえに、ホーム側面の意匠も結構違っています。
古いホームに新しいホームを継ぎ足したりすること自体は珍しくありませんが、近代的なもの同士ではやや違和感があります。

そこでホーム本体はミニホームのみを使うことにしました。駅Gのホームから待合室部分を切り取ってしまいます。

ミニホームの土台は線路側の方を少し詰めます。
ホームをはめる突起部分から2mmを残してすっぱり切断いたしました。

試しに2mmかさ上げした状態。
写真左が土台無加工、写真右が土台を詰めたものです。
2mmだと少し高いかなという感じですが、おおむね車両との距離は良くなりました。

ミニホームと駅Gの待合室の土台をくっつけますが、隙間が空いたり干渉したりするので、現物合わせでプラ棒で埋めたり切り欠いたりして、瞬間接着剤で付けてしまいます。

ミニホームは1セットですと直線部分は2両分しかありません。幸い古い仕様のものが1両分ありましたのでそれを使って3両分の有効長を確保します・・・塗装は必要ですね。

100均のグレーのスプレーでささっと。穴埋めパーツやホームの継ぎ目をパテなどで処理するまではしていません。フロアー運転に使う前提ですので、そのあたりは適当にいきます。

ミニホームに付属するプラ地肌むき出しのパーツごとつや消しトップコートを吹きます。

そして付属のシールでデコレーション。黄色い線…点字ブロックのシールを貼ると大変感じが良くなりますね。
確認用ミラーは駅Gのものを、駅名標はミニホーム付属のものを使いました。それぞれ1.1mm径の穴をあけて取り付けています。

1mm厚のプラバンにおおよそ0.5mm厚となる工作用紙を合わせたものをベースにします。
列車との距離はかなりいい感じだと思います。

そして余白に100均の芝生シートを・・・なんてやっていたら街頭のパーツを破損させてしまいました…ですがこれはこれでといいますか、むしろこちらのほうがいい感じですね。

そんなわけで完成しました。
三両対応のローカル無人駅です。

2~3両編成のワンマン対応(していそうな)車なら気動車でも電車でもよく似合うと思います。
私はフロアーレイアウト用に使うのでこの程度で終わらせていますが、しっかりとしたジオラマに組み込むなら継ぎ目をしっかり決して、芝生ではなく背の高い草や木を植えればもっと良くなると思います。

ミニホームセットの駅名標に比べてジオコレのシールがちょと小さいのでやや間抜けな感じがするのは御愛嬌ということで。
この手の駅はTomixやKATOの既製品には無かったものですので、ホームを工夫して広く使えればと思います。単行ホームではちょっともったいない待合室ですからね。
以上、駅Gとミニホームセット利用のローカル駅でした。

ところで残ったこれ。
なにかに使えそうな気もしますが・・・。
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