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銀河鉄道999:TV版(銀河鉄道999より。マイクロエース製品・KATO製品塗り替え)

銀河鉄道999A
マイクロエースが日の出の勢いで数々の新製品を世に出していた頃、キャラクターグッズの側面を持ったこちらの商品が発売されました。それまで誰もが考えながら実現はしなかった銀河鉄道999のNゲージモデルです。
これは当時大きな話題になりました。用意されたのは装飾の少ない劇場版と、銀河鉄道のロゴが華やかなTV版のニパターンでした。私は劇場版よりTV版のほうが子供心に印象に残っていたので、そちらを購入いたしました。
もっとも初回品ではファンにとっていくつか不満点があり、のちにそのあたりを改善した改良品が再発売されています。
いずれにせよ今となっては希少なモデルであり、もはや今後の再発売も望み薄なのでかなりのプレミアムがついてしまっていると聞き及んでいます。たまに持ち出して人に見せるといつもそんな話題になってしまいます。
ここでは個人的に気になる部分、気に入っている部分を合わせてご紹介したいと思います。





銀河鉄道999B
私の持つ初回品は機関車一両、客車五両、そして目玉の戦闘車一両の計七両編成という構成です。ただこれだけですと銀河超特急としては少々短いかな?という気もします。後に発売された改良品では基本+増結のニセットを用意し10両以上の編成になるような構成になっています。



銀河鉄道999C
銀河鉄道999D
まずは機関車です。いわゆるC62なのですが、このマイクロエースのC62についてはいろいろと厳しいご意見が皆様にはあろうかと思います。私も蒸気機関車には素人ながらさすがに何か言いたい気持ちは多少あります。しかしこれはあくまで「C62を模して造られた銀河超特急の機関車」です。厳密にはC62ではありません。そう割り切れば細密なロッド周りや各部の別パーツ表現など細やかでとても好ましいモデルと思えてくるものではないでしょうか。
モデルとしては当時すでにマイクロエースから発売されていたC62に連なる商品です。空気作用管などがないすっきりした外観です。この頃の製品ではまだ汽笛が金色ではなく黒色でした。ナンバーはTV版に従い50号機が、そしてテンダーにはTV版OPでの印象が強い銀河鉄道のロゴがきれいに印刷されています。ただデフの「GE999」はちょっと大きいかなーという気もしますね。


銀河鉄道999E
正面から。C62としてはいろいろと厳しいご意見が(以下略)・・・ただあえて言えば、劇中でもボイラーの太さは強調され気味に表現されていた記憶がありますので、やはりちょっと細身に見えてしまうとこは少し残念かなーと。
999のヘッドマークはキレイでとてもうれしいです。



銀河鉄道999F
マイクロエースで腰高と言われる蒸気に共通することですが、斜め上から見ている限りはさほどの違和感は感じません。
Nゲージですとこの視点で見ることが多いので、気にならないと思えば気になるものではないと思います。
むしろTV版の999は暗い宇宙空間の中で映えさせるために黒ではなく少し明るめのグレーで表現されていたので、この黒ベースの彩色では違和感がどうしてもあります。ここは改良品で黒ではなくグレーとなって改善されました。


銀河鉄道999G
テンダーのロゴはとてもきれいです。ここはマイクロエースの真骨頂でしょう。もっとも原作漫画でも劇場版でもこのロゴはありませんので、ファンの方によってはオモチャ臭くて受け付けないところかもしれません。私は大好きです。


銀河鉄道999I
後方から。ここに銀河鉄道999としての最大のエラーがあるのかもしれません。そう、999では客車から先頭の機関車まで通路が貫通しています。そのため貫通路があるのが正当のはずです・・・もっともそのあたりは劇中でははっきりとは描かれておらずぼかされているので再現したら再現したで「これは変だ」と言われてしまう悩ましいところです。ここだけは改良品でも変更はないそうです。




続いて客車のご紹介です。初期品については機関車よりもこちらの方がよほど悩ましいです。
銀河鉄道999J
まずはスハニ35。この車両のチョイスがまず謎です。999は原作漫画でもTV版でも劇場版でも、機関車の次位に荷物合造車が付いていたことはありません。この車両は改良品ではなかったことになりました。
客車はすべて黒に近いグレーで屋根を、そしてぶどう2号より明るいブラウンで車体が塗装されています。宇宙空間で走るために少し明度を高くしているイメージのようです。



銀河鉄道999K
そしてこちらはスハ44。スハニ35もそうなのですが、どうやら銀河超特急ということで単純に特急用旧型客車をチョイスした感があります。



銀河鉄道999Q
これがその車内になります。そう、これではメーテルと鉄郎が向かい合わせに座ることはできません。進行方向への固定クロスシートというのは当時としては確かに特急用の設備ではあるのですが、とにかく銀河鉄道999の劇中のイメージとは大きく違ってしまっています。
結局このスハ44も次の改良品ではなかったことになり、より劇中に近いスハ43が主流となりました。



銀河鉄道999L
最後尾を飾るマイテ58です。正直TV版では展望車が最後尾を飾っていたイメージはあまりないのですが、そこはまあいいと思います。ただこれよりずっと前から製品化されているKATOのマイテ49と比べてもちょっとシャープさに欠けるかなーという気持ちは正直あります。展望部分のアーノルドカプラーを外してダミーカプラーにすると少しは良くなるかもしれません。
この車両は一応テールランプが点灯します。・・・ただ他の車両もそうなのですが、とにかく集電による車輪の抵抗が大きく、私のフロアーレイアウトの過酷な環境では部品を外してようやくちゃんと走るというありさまでしたので、この車両も含めてすべての車両から点灯化をあきらめて集電装置を外してしまっています。



銀河鉄道999M
とまあ、ここまで大変厳しいことを書いてしまっていますが、このモデル最大の目玉、戦闘車両はかなり素晴らしいものです。ディスプレイ用に原作通り4門の三連装砲塔が付属しており、うち一門を取り付けず台車パーツを取り付けることでNゲージ線路の走行も可能となります。それらパーツは分解状態でケースにしまわれていますが、簡単に取り付け取り外しができます。車体に適度な重さがあり、一方で砲塔は軽く作られているので、よほどかっとばす走らせ方をしない限りは安定して線路上を転がってくれます。



銀河鉄道999N
三連装の砲塔は各砲独自には可動しませんが、旋回と仰角つけることも十分にできます。こんな感じで劇中っぽくカッコよく構えさせることが可能です。
極端かもしれませんが、今まで上げた難点を補って余りある価値がこの戦闘車両にはあると思ってます(あくまで個人的感想です)。


銀河鉄道999O
この商品のもう一つの目玉、1/150のフィギュアです。鉄郎、メーテル、車掌さん、ガラスのクレア、そしてキャプテンハーロックの5体が封入されています。紛失が怖くて購入以来まだケースから開けていないのですが、十分に特徴をとらえて造形彩色されていることがお分かりいただければ幸いです。
このフィギュアもこのモデルの価値を大いに高めていると思います。これを手にした人は、いつか終点大アンドロメダなりトレーダー分岐点なりのジオラマを作ってみたいと考えるのではないでしょうか。



銀河鉄道999P
銀河鉄道999のファンとしては見逃せなかった商品であり、それだけにいくつかの惜しいところが本当に惜しいモデルだと思います。しかしながら、この企画が実現して世に出たというそれ自体がやはり価値のあったことだと思うのです。
実際マイクロエースの蒸気はよく走ってくれますし、ロゴや付属品が999っぽさを存分に味合わせてくれます。
細かく気になるところはまあ置いておいて、おおらかに銀河鉄道の雰囲気を楽しむのが正しい遊び方なのかもしれません。









  ― 追 記 ―


銀河鉄道999オリジナルA
文句ばかり言ってもしょうがないので自分で客車を用意しました。999を買ってからほどなくのことです。
とはいえKATOの旧製品を塗り替えただけです。



銀河鉄道999オリジナルB
展望車マイテ49。KATOのスハ44系は古くから商品化されていましたが、これはそれが絶版になる少し前に出た「つばめ・はと」セットから拝借したものです。当時は今ほど旧型客車に興味がなかったので遠慮なく使用してしまいましたが、今となっては少し後悔しています。
とりあえず車体をウッドブラウンに、屋根はジャーマングレイで塗っています。愛称版はカプセルプラレールの999から拝借しました。


銀河鉄道999オリジナルC
スロ53。劇中たまにグリーン車が出てきましたのでこれを二両入れています。これも「つばめ・はと」セットのものを流用しました。


銀河鉄道999オリジナルD
食堂車マシ35。鉄郎がメーテルと一緒にビフテキとかラーメンとか食べる大事な車両です。私の持つ初期品には設定がありませんでしたが、やはり要望が多かったのか改良品では基本セットに入るようになりました。これも「つばめ・はと」セットからの流用です。


銀河鉄道999オリジナルE
そしてメインのスハ43です。KATOの旧製品で、ベンチレーターも一体、車体構造も一昔前のものです。3両手に入れて編成にいれています。結果的にこれ以上の増車はちょっと困難になってしまいました・・・リニューアル自体は素晴らしいことなのですけどね。
銀河鉄道999オリジナルF
適当な筆塗りですが、緑色に車内を塗っています。しかし窓からのぞいてもあまり目立ってくれません・・・。


銀河鉄道999オリジナルG
こんな感じで、簡単ながら999の客車を仕立てています。この編成に戦闘車両をまぜて、999の機関車に引かせて楽しんでいます。


― おまけ 二つの銀河鉄道超特急 ―

銀河鉄道999オリジナルI
私はこんなのも作っており、二つの銀河超特急が並走したりすれ違ったりするのを楽しんでいます。私のプロフ画像もこの並びを使っています。


銀河鉄道999オリジナルH
TV版の最終回では、鉄郎が999号に、メーテルはプレアディス7号に、それぞれ乗って別れていきました。
少年の日の幻影は通り過ぎることなく私の手元に残っているのかもしれませんね。
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コメント

凄く共感しました

はじめまして。

999の模型ネタを探していてたどり着きました。
私は幼少のころTV版をリアルで見ていた世代なので
「客車はスハ43」という思いが強くありました。
なので劇場公開用のポスターでしょうか?
スハ44やスハフ42/43が描かれていると主様同様に
「コレじゃない」と感じたものです。

ただ大人(中年)になってスハ44やスハフ42/43も
受け入れられるようになりました。

それは自分なりに達した結論が
「国鉄の客車や編成で、999を再現するのは無理がある」
に達したからです。

最近のアニメのように物語の背景や小道具が事細かく
設定されているのと違い、999の時代のアニメは全てがアバウト。
同じ回でも客車の描き方が違いますからね。
漫画版、TV版、劇場版、OVA版でも異なりますし。

なので実際の鉄道だと10年~20年サイクルで車両が
置き換わることも考慮して自分なりの設定を立て消化しました。

初期(メーテルレジェンド)=スハ44系列
 (2等車は晩年の向座席改、ピラーは高度な技術でシースルー化)
中期I(TV版)=スハ43系列
中期I(劇場版1)=オハ35系列
中期II(劇場版2)=スハフ42改(戦中なので車掌室側の扉は閉鎖)
後期(エターナル)=オハ35系列

こんな感じです。

駄文失礼致しました。

Re: 凄く共感しました

>懐古老人 様
コメントありがとうございました。

>最近のアニメのように物語の背景や小道具が事細かく
>設定されているのと違い、999の時代のアニメは全てがアバウト。
>同じ回でも客車の描き方が違いますからね。
>漫画版、TV版、劇場版、OVA版でも異なりますし。
私もまったく同感です。特に漫画版では戦災復旧車の70系を彷彿とさせる二段窓だったりしますので、どの姿を再現するか、ユーザー側のセンスに頼るしかないのかなと思います。やはりオハ35かスハ42が無難だとは思いますが、無理に正解を導いても仕方ないのかもしれません。要は通り過ぎてしまった青春の幻影をぞれぞれが満足できる形で手に入れられるかではないでしょうか。
その意味でフィギュアと戦闘車を製品化してくれたマイクロエースには感謝と言いますか、脱帽するところです。
また私の駄文にすこしでも共感して頂けたのならば記事としてネットに上げた甲斐もあろうというものです。ありがとうございましたm(__)m

No title

前に深夜の番組で999のOPをマニアの人と一緒に作るなんてやってたなあ。ささきいさおさんをそのためだけに家まで呼んで。びっくらこいたわ。

Re: No title

> 前に深夜の番組で999のOPをマニアの人と一緒に作るなんてやってたなあ。ささきいさおさんをそのためだけに家まで呼んで。びっくらこいたわ。
コメントありがとうございます。銀河鉄道999は誰もが何らかの形でいつまでも追いかけたくなる青春の幻影なのでしょう。

No title

初めまして。自分も劇場版ですが、初期製品持ってて肥やしとなってます^^; 本当に中途半端な意欲作で車両選定が謎セットでしたね。ほぼフィギュアと(劇場版には出てこない)先頭車を手に入れるためのセットだったような。

Re: No title

tkinfoさま、コメント感謝です。
外観だけならスハ44系もあながち間違っていない所がまた悩ましいところです。フィギュアは飾ってこそ映えるものと理解はしているのですが、もったいなくてまだケースから出してもいません(-_-;)
コレクターズアイテムとしては買って後悔することもないのですが、とにかくいろいろと悩ましいモデルでした(苦笑

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※2023年2月23日:JR東海仕様165系(KATO製品)に追記しました。



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